溶接女子も増加中!
溶接って、女性でも出来るの?
こんにちは!
20代~40代の婚活を応援!守口市が拠点の『結婚相談所 縁Road』の代表、神林です。
私の父は長年溶接ばかりを専門にしている溶接工です。
腕には飛び散る火花で出来た点々の火傷のようなシミがたくさんあります。
溶接ってたまに聞くかと思いますが、金属と金属をくっつける技術のことです。
普段の生活の中で見かける溶接されたものと言えばスチール缶、傘立て、車や看板など。
主に金属同士をくっつけるモノづくりには「溶接」という技術が使われています。
では、溶接とは?
2つ以上の部材を溶融・一体化させる作業のこと。接着、溶着と異なる点は、母材(接合したい材料のこと)を物理的に溶かすことである。母材を溶融する方法としては、熱、圧力などがある。接合箇所が結晶レベルで連続性を持つのが溶接の特徴である。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)
ちなみに溶接女子って聞いたことありませんか?
溶接は男性のイメージが強かったのですが、最近では女子の間でもDIYがブームとなって、ものづくりに興味を持つ女性も増えてきているんです。
実際に工業高校へ進学する女性の数も年々多くなっているといわれていて、建設業界や製造業界へ就職を決める女子の比率も少しではありますが、アップしていると言われています。
また女性の方が手先も器用なので、溶接した仕上がりが綺麗とも言われています。
大きな部材を溶接する場合でも、持ち上げたりする訳ではないので、案外女性に向いていると言われている技術なのです。
実際にお面を被って火花散らして溶接をする女性の姿は惚れ惚れしますよ♪
溶接女子はどうやったらなれるの?
最近では溶接工を目指す女性も増えて来ました。
手に職を付けたいという女性も多くなり、手先の器用さを活かせる職業として密かに注目を集めています。
と言っても、溶接女子の割合は男性と比べると圧倒的に少ないのが現状です。
2018年に厚生労働省が行った統計調査によると、溶接工をしている女性は全体の3.7%という結果。
でも、2015年に行われた調査結果より女性比が増えていることから、今後も溶接女子の数は多くなっていくのでは?と予想してます。
溶接と言えば、火花散らして熱くて危ない作業で、女性には危険過ぎるのでは?と思われるかも知れません。
確かに、溶接工は危険を伴う仕事ではありますが、慎重に作業を行えば危険はかなり高い確率で回避できるようになっていますし、何よりも溶接工には繊細さが求められるので、先ほどお話したように細かくて丁寧な作業が得意な、女性に向いている職業なのです。
☆彡溶接女子に向いている人はこんなタイプ
・体力のある人
溶接工は男女関係なくできる仕事ですが、鉄など重い金属を扱います。運ぶ際もクレーンで引っ張り上げる必要がある物もあれば、立ちっぱなしだったり、同じ姿勢で作業をしたりと体力、持久力が必要になります。
・細かい作業が好きな人
溶接工には繊細な作業が求められるため、細かい作業が好きで集中力のある人は向いています。
小さな部材をつなぎ合わせなければいけないことも多く、失敗をすれば何度もやり直さなければいけなくなります。
また、力加減によっては不用意に母材に穴を開けてしまったりすることも。でも何度もやり直せます。
・辛抱強い人
溶接工になるのに学歴や資格は必要ありませんが、一人前の職人になるには10年以上かかると言われています。
どんなに手先が器用でも、すぐに一流の溶接工にはなれません。最初のうちは単純な作業を任せられることが多く、徐々に仕事を覚えていくという事がほとんど。場数こなしてナンボの世界です。
そのため、長い下積みに意味を見出せない人は不向きで、我慢強く地道に仕事をこなしていける方には向いています。
逆に言えば、溶接が出来れば一人親方にもなれる世界です。
溶接ができることのメリット
これからはAIが出来る仕事はどんどん無くなって行くと言われていますね。
実は溶接もロボットが存在しており、様々な溶接が出来ます。
アーク溶接、スポット溶接、レーザー溶接など様々な溶接方式に対応が出来ます。
溶接工の人件費を削減したり、どんな危険な溶接もこなすので、作業量も凄いです。
それでも、やっぱり人のセンスや技術が必要な場面もあるため、溶接工はなくなりません。
どちらかと言えば溶接も人手不足なので、今後も必要とされる技術です。
また、幾らでもスキルを磨くことが出来るのも1つの魅力。
全国、または世界中で溶接技術競技会なども開催され、技術を競い合います。
溶接は歴史も古く、日本では弥生時代から溶接の技術は始まっていたとされています。
非常に奥深い世界ですね。
どうでしたか?溶接に興味が持てたのではないでしょうか?
溶接ロボットを使用する現場も増えていますが、どうしてもロボットではできない高い技術が求められる事がまだまだあります。
そのため、男女問わず確かなスキルさえ身につけられれば、この先どんなに機械化が進んだとしても、溶接工の仕事がなくなることは考えにくく、溶接女子の未来も明るいと言えますね!
これからも溶接女子が増えてくれる事を願っています!
宜しければこちらの『溶接女子会』を覗いてみてくださいね。
http://yosetsu-joshikai.jwes.or.jp/index.html
AKB48チーム8濵咲友菜さんが2022年7月16日、東京ビッグサイトで開催された「2022国際ウエルディングショー」に出演され、溶接の魅力を広く知ってもらうため、濵さんが日本溶接協会の一日会長となって、溶接女子会トークショーや溶接アート作品の制作を行ったそうですよ。