【デートにおススメ】大阪市内のレトロ建築「芝川ビル
レトロモダン建築の芝川ビル
こんにちは!守口市が拠点の「結婚相談所 縁Road」の代表、神林です。
突然ですが、大阪市内にはレトロ建築がたくさん残っていて、特に北浜~淀屋橋間に多く現存されています。そして今も現役で店舗や会社などに利用され、長く愛されているビルがたくさんあります。
その中でも私のおススメは「芝川ビル」です。
ちょっと淀屋橋寄りの大阪市中央区伏見町にあります。建築されたのが昭和2年(1927年)なので今年で96年。ほぼ100年近い建築物になります。
当時まだ珍しい鉄筋コンクリートで地上4階地下1階の耐火性も備わったとってもモダンなデザインです。
内装もお洒落で、南米インカ帝国やマヤの装飾もあり不思議な感じです。
そして色んなテナントが入っていて、ベトナム料理やチョコレートショップ、アパレルブランド、雑貨店や宝飾店、ウェディングドレス店など様々なお店が入っているのです。
重厚な作りで、ほとんどが当時のまま現存されています。
ランプシェードやスイッチなど一つ一つが趣があって、でも古さを感じさせないモダンな造りになっています。
元金庫室は喫茶店になっていたり、来賓の待合室がチョコレートショップになっていたりと不思議がいっぱい。芝川ビルのテナントを一つ一つ巡るだけでも探検のようでわくわくドキドキします。
こんな所でデートをしたら、絶対話が盛り上がること間違いなし!^^
芝川ビルがデートにおススメの訳
芝川ビルは実はウェディングにも利用されることがあります。
国登録有形文化財にも指定されていて、4階の屋外テラスでは挙式や披露宴にも利用されているそうですよ。
また、ビルのテナントには宝飾店、食器店、3階にはウェディングドレスのショップまであるそうです。ですので、芝川ビルでは結婚式に必要なものが全てそこで揃ってしまうのです。引き出物にはチョコレートや雑貨なども活用できますからね♪
きっと芝川ビルへカップルで訪れると、自然と「結婚」という2文字が頭をよぎるかも知れません。
そんな気持ちになれる、気持ちが高ぶる不思議な空間なのです。
ぜひ、デートで行ってみてくださいね♪
芝川ビルの地下一階は元「花嫁学校」だった
ちなみにランチも美味しくてめちゃくちゃおススメの地下1階にあるベトナム料理「Restaurant RIVE GAUCHE」はとっても雰囲気が良く、夜はデートにもおススメですが、ちょっと間取りが変わっているのです。
実は芝川ビルの地下1階は花嫁学校があったそうなんです。「花嫁学校」って知ってます?
最近少なくなりましたが家政学校みたいな感じです。最近の家政学部は、生活の基盤となる「衣・食・住」や育児などを学ぶ学部で、大学によっては「生活科学部」と呼ばれることもあります。
昔の花嫁学校は、結婚前に新婦(花嫁)が婚姻生活や家庭生活に備えるための教育やトレーニングを受ける場所だったそうです。
当然、「女性=家庭に居るもの」という時代でしたので、今の時代とは考え方も異なります
昔は、結婚に向けての心構えや結婚生活での役割、礼儀、コミュニケーションスキル、調理技術、子育て、おもてなしの方法など、結婚生活に関連するさまざまなスキルや知識を学ぶ場所だったそうです。
今は料理教室、マナー教室、話し方教室など個別に学ぶことがほとんどですが、花嫁学校ではそれが1箇所で習得できるというちょっと面白い環境ですね。一部では今の短大のはしりとも言われているそうですよ。
ちなみに昭和時代(1926年から1989年までの時代)はまだ花嫁学校は一般的でしたが、時代が変わって、女性の社会的な役割や価値観も変化したため、現代の日本では花嫁学校が一般的ではなくなりました。
今は、ブライダル専門の方やウェディングプランナーが、新婚夫婦に対して結婚式や結婚生活に関するアドバイスやサービスを提供しています。これらのサービスは、結婚式の計画や演出、結婚生活における基本的なマナーやスキルを教えるもので、挙式や結婚披露宴、結婚パーティーを挙げる際に利用されています。
また、平成時代には結婚情報サービスや結婚相談所が一般的になって、結婚を考える人々に対してパートナー探しの支援を提供することが行われました。これらのサービスでは、婚活イベントやカウンセリングが提供され、結婚に向けてのサポートが行われていました。
平成時代は、結婚に関する考え方や生活スタイルも多様化して、個人の選択やニーズが尊重される傾向が強まって、結婚に向けた準備やアドバイスは、個人やカップルの希望や状況に合わせて提供され、多様性が尊重されるようになりました。
令和時代は、更に結婚に対する価値観や社会構造が変化して、個人の選択と多様性がより尊重されるようになりました。そのため、結婚準備や新婚生活についてのアドバイスや教育は、自由選択になっています。
さらに多くのカップルは、結婚に向けた準備を個別に行うか、インターネットで情報収集するのが一般的。SNSや動画チャンネルなど情報の入手経路も様々。専門的な知識もそこで得る事が出来るため、花嫁学校の必要性も低下して・・・ベトナム料理になっちゃいました。
でも今までの時代の流れを知ることが出来るのは、こうして100年近い建築物を大切に丁寧に残してくれたおかげですね。これを維持して後世に残す事が大切ですね。
どうでしたか?
芝川ビル、ちょっと行ってみたいと思いませんか?
ぜひ素敵なお相手を見つけて、一緒にデートで訪れて欲しいと思います。
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芝川ビル https://shibakawa-bld.net/
所在地:大阪市中央区伏見町3-3-3
構造:鉄筋コンクリート造地上4階地下1階
延床面積:約1,626m²
竣 工:昭和2年7月1日
設計:澁谷五郎(基本計画・構造設計)本間乙彦(意匠設計)
施工:竹中工務店
工費:25万円(当時)
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