プレコンセプションケアの必要性について
プレコンセプションケアとは?
こんにちは!縁Roadの婚活カウンセラー、神林理絵です。
まだまだ寒い日が続きますが、春は確実に近づいてきていますね!
結婚相手とはまだ出会えてないけど、いつか結婚をして子どもが2人いて笑顔が絶えない家族像。
そんな将来イメージを持って婚活をされている人も沢山いらっしゃいます。
将来イメージを持つことはとっても大事です。結婚相談所での婚活において、最終目標は成婚(婚約)ですが、人生において結婚はゴールではありません。2人で初めて出発するスタート地点に過ぎません。
その将来イメージの1つである赤ちゃんを授かるという事は、願えば叶うという訳ではありません。
晩婚化の昨今では妊活も当たり前になってきました。20代前半までなら自然に授かる事もありますが、女性の社会進出が進み、仕事とプライベートのバランスやホルモンバランスが乱れたり等、様々な要因で晩産にもなって来ました。
突然ですが、「プレコンセプションケア」ってご存知でしょうか?
プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが生活や健康に向き合って、元気な赤ちゃんを授かることを目指すケアの事を言います。女性だけでなく、男性も妊娠について考える時代になってきました。
早めに身体の状態を知ることが大切です
私は40歳で出産をしましたが、それまでにいわゆる妊活もしました。
漢方、鍼、サプリメント(葉酸)を取り入れました。いわゆる東洋医学を取り入れてみました。
でも今のようにプレコンセプションケアという考えがまだしっかり確立されていなかったので、今日はその辺をお伝えしますね。
まずは、女性は太りすぎもNGで痩せすぎも良くありません。適正体重をキープする事が大切。具体的な目安のBMIは18.5~25未満と言われています。
「ええっ!?そんなに高くていいの?」と思われるかも知れませんが、日本は痩せ過ぎです。世界的にみても痩せた女性が多い国です。BMIは低くても高くても妊娠率は低下して、流産する率も上昇すると言われています。それでなくても年齢が高くなればなるほど流産率も高くなるので、今からBMIを意識してみましょう!
ちなみに体脂肪も絞り過ぎも良くありません。最近は腹筋ムキムキ女性に憧れたりする傾向もありますが、適正体脂肪率は19~28%くらいと言われています。低すぎてもいけません。筋肉があるのはとっても良い事だと思いますよ♪
まずは、ご自身の体重や体脂肪率が適正であるかどうか知ってくださいね。
適度な体重、脂肪が妊娠・出産には必要なのです。
適度な運動や食事で健康な体づくりも大切です
ほかにもジョギングやヨガなど定期的な運動だったり、栄養バランスの良い食事で体を作ることも大切です。
食事の前後でサプリメントを採り入れる事も大切ですね。特に女性は妊娠を考えた時点で葉酸の摂取は必須です。
運動も、あまりやり過ぎもいけません。ストイックに運動をやり過ぎて体脂肪率が19%以下にならないように気を付けましょう。
また、運動を始めると基礎体温も上がります。基礎体温が36.0℃以下の場合は運動を適度に定期的にしたり、温かい飲み物を飲むようにする、温かい服装にする、お風呂では湯舟に浸かるようにするなど、日常生活に「温活」も取り入れてみましょう!
女性の体は「冷え」が大敵なので常に温めることが大事なのですが、一方男性は「温め」が生殖器にとって大敵です。
ですので、今流行りのサウナや温泉での整えは、正直男性にとっては長時間の利用はあまりおススメできません。
プレコン・チェックシートで確認してみよう!
こちらは国立成育医療研究センターが出している「プレコン・チェックシート」を引用したものです。
このチェック内容に沿って不妊治療が必要かどうかも検討されるそうです。
不妊治療と併行してプレコンセプションケアの指導を行っているクリニックもあるので、気になる方はどんなクリニックがあって、どんな方針や内容かをしっかりリサーチして、ご自身のライフスタイルに合うクリニックを探してくださいね。
【プレコン・チェックシート】(女性用)
◇適正体重をキープしよう
◇禁煙する。受動喫煙を避ける
◇アルコールを控える
◇バランスの良い食事をこころがける
◇食事とサプリメントから葉酸を積極的に摂取しよう
◇150分/週 運動しよう。心も体も活発に
◇ストレスをため込まない
◇感染症から自分を守る(風疹・B型/C型肝炎・性感染症など)
◇ワクチン接種をしよう(風疹・インフルエンザなど)
◇パートナーも一緒に健康管理をしよう
◇危険ドラッグを使用しない
◇有害な薬品を避ける
◇生活習慣病をチェックしよう(血圧・糖尿病・検尿など)
◇がんのチェックをしよう(乳がん・子宮頸がんなど)
◇子宮頸がんワクチンを若いうちに摂取しよう
◇かかりつけの婦人科医を持とう
◇持病と妊娠について知ろう(薬の内服についてなど)
◇家族の病気を知っておこう
◇歯のケアをしよう
◇計画:将来の妊娠・出産をライフプランとして考えてみよう
【プレコン・チェックシート】(男性用)
◇バランスの良い食事をこころがけ、適正体重をキープしよう
◇たばこや危険ドラッグ、過度の飲酒はやめよう
◇ストレスをためこまない
◇生活習慣病やがんのチェックをしよう
◇パートナーも一緒に健康管理をしよう
◇感染症から自分とパートナーを守る(風疹・B型/C型肝炎・性感染症など)
◇ワクチン接種をしよう(風疹・おたふくかぜ・インフルエンザなど)
◇自分と家族の病気を知っておこう
◇計画:将来の妊娠・出産やライフプランについてパートナーと一緒に考えてみよう
※引用元:国立成育医療研究センター「プレコン・チェックシート」
保険適用で不妊治療が身近になりました
今までは保険適用も難しく、また自治体の補助金なども年齢制限や治療内容に制限がありましたが、今はある程度保険が適用になって経済的な負担が少し減ったため、以前よりも不妊治療が身近になりました。
そのせいか最近は不妊クリニックもたくさん増えて、どのクリニックを選べば良いのか迷われる人も多いと思います。
選ぶポイントは、生殖医療専門医であることや、PGTーA(着床前診断)認証施設であると安心です。というか、必須です!
あと、クリニック選びで妊活経験がある私がおススメするのは、職場もしくは家から近い方が良いです。職場の近くだったり、同じ路線の方が通い安かったり、メンタルが落ち込んだ際に気分転換にショッピングが出来る立地にあるクリニックを選ぶことも良いと思います。
また保険適用については何歳までもOKという訳ではなく、やはり年齢制限があって移植回数は40歳未満だと1子ごとに6回まで。40歳~43歳未満の方は1子ごとに3回までに上限が設けられています。
35歳を過ぎると妊娠力がグッと下がると言われていますので、一日でも早く妊活に取り組む事をおススメします。
最近は男性不妊外来も併設される所も増えました。男性不妊治療も保険適用となったため、結婚して晴れて夫婦になったら夫婦そろってクリニックに訪れるのも良いかも知れませんね。治療を早く進めることで妊娠率の向上も期待できますね。
いかがでしたでしょうか。
私が妊活を始めた頃はまだまだクリニックが少なかったのですが、最近は駅の看板にも必ず出ているくらい当たり前になって来ました。
以前ほどハードルも高くありませんし、カップルでクリニックに来られる方もいたので良い時代になりましたね♪
縁Roadのカウンセラーは婚活、妊活の経験もあるのでお気軽にご相談くださいね!