創業100年以上の企業で、日本で一番多い業種はなんと製造業!
こんにちは!20代、30代からの婚活を応援!
そして日本のものづくり、製造業の婚活もサポートする『結婚相談所 縁Road』の婚活カウンセラー、神林理絵です。
私は京都生まれの大阪育ちですが、京都だと創業100年くらいだと「まだまだ若いな~」と言われます。創業400年で「まぁまあ頑張ってはるな!」という感覚。日本最古の飲食店と言われる京都の今宮神社前のあぶり餅で有名な「一文字屋和輔」は西暦1000年創業のお店です。
こんな風に、日本には創業〇百年という企業やお店がゴロゴロしています。実はこれって世界でも珍しいんですよ。
世界の長寿企業ランキングNo.1の日本って凄い。
先日、日経BPコンサルティングの周年事業ラボの調査では、世界の創業100年以上企業のうち日本の企業は全体の50.1%、創業200年以上の企業では65%という結果。
国別で言うと、2位アメリカ29.5%、3位ドイツ7.1%、イギリス2.7%、イタリア1.6%、その後にオーストラリア、カナダ、フィンランド、オランダ、オーストラリアなどいずれも1%以下。
創業100年以上の企業数と比率
勝手なイメージですが、アメリカが2位とは意外でした。でも全体を見てもほとんどが欧州国で、上位アジアは日本だけでした。とても誇らしいですね!
そして嬉しい結果なのが、日本の100年企業で最も多かった業種はなんと製造業の25.9%!
製造業が一番多いというのは誇らしいですね。
この次に小売業22.1%、卸業21.5%、と続きます。
海外の製造業も負けてません。
海外の100年企業で最も多かった業種も製造業の19.5%。
この次にサービス業19.3%、卸業8.6%、と続きます。
さらに日本の200年企業で最も多かった業種は製造業の41.5%。2位は卸業19.1%、3位に小売業18.7%となります。
ちなみに前回の同調査は2020年に実施され、世界的なパンデミックともいえるコロナ禍直前で、今回は長寿企業の減少も懸念されたそうですが、全体的に100年ならびに200年以上の長寿企業数は上昇したそうです。コロナ禍にも負けず、凄い結果ですね。
でも、100年や200年と企業を存続し続ける事は本当に大変な事です。
幾度となく困難な場面もあったと思います。ダーウィンの進化論にもあるように、『最も強いものでも、最も賢いものでもない。唯一、生き残ることができるのは“変化できるもの”である』と、生き残るには強さや賢さよりも、柔軟性がある、変化が出来るものという名言です。
「100年続く企業は100回変われる柔軟性を備えた企業への変革が必要とされる時代」とも言われるでしょう。
製造業が抱える課題
でも喜んでばかりはいられません。
日本のGDPにおける製造業の割合は約20%で、全産業の中で最も高いのですが、様々な問題を抱える製造業は今、危機的状況です。とくに中小零細の製造業は人手不足、後継者不足に悩まされています。
コロナ禍でGDP成長率も下がり、多少は戻っているとしてもこの間で廃業となった企業も沢山あります。大きな要因はコロナ禍で材料の調達や物流や配送にも影響が出て、生産予定も狂い結果として売上が下がった企業が多かっためです。
当然、設備投資も出来なくなり、人手が足りなくても人を雇うお金がありません。
また、若い人の人材が減少傾向です。製造業は高齢化で若年層の就労人数の減少が止まりません。
求人を出しても大企業で若年層の人材のほとんどを先に獲得され、中小零細には若年層は回ってきません。厳しい人材獲得競争が近年続いています。
経済産業省が発行する「2020年ものづくり白書」では製造業の94%が人手不足に悩まされているという結果。
DX化が求められていますが・・・
そんな人手不足の解決策の1つとしてDX化が求められていますが、正直現場を見ている私からすると、無茶だと思います。
最新の技術を導入するにしてもお金が掛かる、図面などのデータ化、生産管理やテレビ会議なんかもやろうと思えば出来ますが、若年層がそもそも少ない製造業ではITを扱える人が限られていて、経営者が高齢者なんていうのは普通です。未だに図面のやり取りをFAXで行っている所もありますし(うちの工場でもFAXは現役です!)製造業でリモートワークの導入はほぼ無理でしょう。
労務管理、総務や人事ならリモートは可能ですが、肝心な現場は1人で完結できる作業もあればチームや流れ作業の場合もあります。現場のコミュニケーションが大切とされるため、DX化は製造業の中の限られた部分での話になると思います。
先日行ったインテックス大阪での「関西ものづくりワールド」でもDXブースが設けられていて、DX導入企業には政府からの補助金が出るという事もあってシステムメーカーなんかは盛り上がってはいましたが、実際に現場の人達が足を運ぶ姿は少なかった印象です。
今だからこそ、製造業を盛り上げよう!
製造業は生活に非常に関係しています。目の前にある、あらゆる物を製造業は造り出しています。
でもその作り手が今、減少し続けていて技術を継承する事も出来なくなっていて、今やベトナムやインドネシアなどの技術が向上して生産数も絶好調です。
ひと昔前だと、海外旅行へ行く際にタイやインドネシアなど物価が安い国で旅先で安く沢山買物が出来てほくほくでしたが、今は逆転しています。彼らが日本の食べ物やブランド物が激安だから買物に来るようになりました。
製造現場も同じような現象が起こっています。海外からの仕事もベトナムやインドネシアなど東南アジアの国に流れて行っています。製造業ではそれらの国の方が安くて技術もあるから注文が取れます。
相当な危機的局面に製造業は置かれています。
家族が製造業なので、この危機的状況にとても焦りを感じますが、直接現場にいる訳ではないので何の役にも立ちませんが、自分に出来ることとして、若い人材育成や後継者不足、人手不足の解消を婚活サポートという観点で解決出来ればと思い、製造業に強い結婚相談所として日々頑張っています。
こんな困難な時こそ明るく前向きでいたいと思います。
・まずは、製造業とはなんぞやと製造業を知らない人たちへ情報発信し、まずは認知度UPを目指しています。
・製造業で働く人と、製造業を知らない人との出会いを創出してマッチングしています。
これが私が出来る唯一の事だと思います。
まだまだ日本の製造業は頑張れます!
ぜひ、製造業のことを知らない人や興味が有る人は、ご連絡ください。
色々製造業の認知を図る動きが日本中のあちこちであり、官民共同でイベントもやっております。
製造業の男性と知り合って真剣なお付き合いをされたい女性。
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ぜひお気軽にご連絡ください。
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